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みどりの通信 2023年12月号 できることはちっとんべぇ/ミニさつまとジャンボさつまはいかが/お休みのお知らせ

 こんなにも寒さを待った11月は初めてでした。10月から続く高温で冬野菜の生育は進みまくり、下旬に取るはずのホウレンソウが1カ月早く取れたり、生育が進みすぎたキャベツやハクサイが爆発したり、いつまでたってもヨトウムシの食害が収まらなかったり…暖かいと野菜の甘みも乗りません。例年と違う味にモヤモヤしながらも、自分でやれることは何もなく、とことん、自然まかせの仕事だなと、痛感しました。

 11月13日、ようやっと初霜が降りました。日の出前に畑に出て、霜柱の立った畑を見て安堵。「よかった〜」と呟いていました。最近は日に日に寒くなり、ロゼット化してくホウレンソウやタアサイを、我が子を見守るように目を細めています。

 酷暑、害虫被害、暖冬と、とことん思うようにいかない年でしたが、そんな中でも野菜セットを定期購入してくれる皆様のおかげで、なんとか続けることができました。本当にありがとうございます。(友亮)

 

できることはちっとんべぇ

 異常気象に戦争、ジェノサイド。なんという世界だろうなあと思わずにはいられない一年でした。そしてそんな世界に子どもを産み落とした年でもありました。ことの大きさに比して私たちができることの小ささに絶望感があります。けれど暮らしのなかで、仕事のなかで、赤子を抱えながら、どうしたらもう少しましな世界にできるのかと考え続けること、知ること、話すこと、できることを「ちっとんべぇ」ずつやり続けるしかないのだと自分に言い聞かせています。

 といっても今年は本当に身の回りのことでいっぱいいっぱい。ちっとんべぇすらままならず、いろいろな人に手を借り、好意に甘え続けた一年でもありました。そこで実感したのは重い荷物はたくさんの人と持てば持つほど軽くなるし、前向きな気持ちになれるということ。畑仕事でも、子育てでも、大きな問題に当たっても同じことだなと思います。荷物をちっとんべぇずつ持ち合って、皆でもう少し明るい道を歩けるようにしていきたいです。来年もどうぞよろしくお願いいたします。(照手)

 

ミニさつまとジャンボさつまはいかが

 今年は夏の干ばつで里芋はぜんぜんとれない年でしたが、さつまいもはよく育ちました。小さいものから大きいものまでたくさん収穫できましたが、野菜セットに入れるのは主に中くらいのものなので、ミニさつまいもとジャンボさつまいもの在庫がたっぷりあります。たくさん使いたいという方がいましたらそれぞれキロ350円で販売しますのでお声がけください。

 ミニさつまは1個50~80g。火の通りが早いので丸ごと焼き芋にしたり味噌汁などにちょこっと使うときに重宝します。ジャンボさつまは1個800~1kg。蒸かして干し芋やお菓子づくりに。

 

 

お休みのお知らせ

 誠に勝手ではありますが、来年の1月1日(月)、3日(水)は野菜セットの発送と配達をお休みさせていただきます。その代わりに、12月28日(木)に臨時便をお送りします(宅急便の到着は翌日午前以降着となります)。

 おせち料理などに野菜を使いたい、セットが休みになる分、この日に送ってほしいという方がいましたらお知らせください。なお、お客様それぞれにも1月の発送日を書いたお知らせを同封しておりますが、もし届いていない、紛失したなどで分からなくなった場合もお知らせください。