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みどりの通信 2020年4月号 春は来たけれど/新型コロナウイルスへの対応

◆春は来たけれど

 畑のキャベツや白菜、小松菜は菜花をつけ、道端のよもぎやせりは新芽を伸ばし、まわりの木々には花が咲き、山にも薄ピンク色の桜の木が見えます。耳をすませばホーホケキョ。猫もぽかぽか陽気で気持ちよさそう。ああ、春が巡ってきたとうれしくなる一方で、日々更新されるニュースを聞いては不安を覚え、いのちをないがしろにするこの国の政府の対応にどうしようもなく怒りがこみ上げる毎日です。

 目に見えず、その生態もあまりわかっていないウイルスに対してできることは、一般的にいわれている「密を避ける」「手洗いをこまめにする」「マスクをつける」「外で目・鼻・口をさわらない」などに加え、体が喜ぶものをしっかり食べてすっきり出し、よく寝ること、体のこりやしこりをほぐして風通しのよい生活をすることかなと思います(私はお風呂に入ってあたたまった後や朝の起き抜けに、体をいつもより念入りに伸ばしたり気持ちがよくなる方向へ動かしたりしています)。味噌汁や納豆、ぬか漬けなどの発酵食品も腸の調子を整え、免疫を高めるのにはよいといわれています。

 9年前の震災でも思いましたが、こういうことがあると自分が日頃どれだけの人や物に支えられているのかが実感されます。コロナ禍によってこれからどんなことが起こるのか予断を許さない状況ですが、みんなで生き抜いていけるよう、自分たちにできることを考えていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。(照手)

 

◆新型コロナウイルスへの対応

 みどりのの畑がある場所は、埼玉の田舎町。人口密集地とは程遠いですが、だからといって私たちが感染しないとは言い切れません。

 自分たちの立ち振る舞いをどうするべきなのか、日々悩ましいところですが、いのちをつなぐ糧をつくる者としては、少しでもお客さんに届く野菜が喜ばしいものになるよう、収穫、出荷、そしてこれからのために作付けをしていくつもりです。

 そのうえで、今現在、みどりのとして決めたことをお伝えします。

 

●安心して野菜を楽しんでもらえるよう、野菜の収穫・出荷の作業時には、マスクを着用します。また、こまめな手洗い・消毒と、検温を徹底していきます。

 

●スーパーに買い物に行くにも不安な日が続くかと思います。当面の間は、家庭での備蓄に少しでも役立つよう、貯蔵の効く里芋やじゃがいも、にんじんは1~2割多めに入れさせていただきます。

 普段は里芋、にんじんは洗ってから出荷していますが、貯蔵が効くように、なるべく土つきのまま出荷させていただきます。台所が少し汚れるかもしれませんが、ご理解いただければと思います。

 切り干し大根や切り干しにんじんなど、貯蔵の効く乾物や漬物もセットの中に入れていきたいと思っています。

 

 また、みどりのの野菜に限らず、調理をされる際は、生の食品(野菜、魚)など洗えるものは良く洗ってから使っていただくのがよいかと思います。京都大学ウイルス・再生医科学研究所の宮沢孝幸氏によると、ウイルスは流水で流れていくそうで、他の食中毒にも有効とのことです。(照手・友亮)